※写真は大学での様子
古閑あすか
インターン生
2019年11月~
1. インドネシアにおける気候変動のリスク評価に関する業務
この業務の目的は、インドネシアにおける気候変動適応策の検討のために、気候変動によるリスクを可視化することです。私は、自然災害(洪水)分野におけるリスクの可視化に携わりました。
はじめに、洪水対策に関する、国内外の洪水対策や気候変動の適応に関する文献の調査を行いました。対象地域であるインドネシアに特化した文献が少なかったため、様々な関連文献を幅広く集めて適切な情報を抽出していく作業に工夫を凝らしました。
次に、リスクを定量的に評価するためデータを収集しました。本業務でのデータ収集は想像以上に骨の折れる作業でした。主にインドネシアの統計局が公開しているデータを活用したのですが、求めるデータが公開されていないことが多くありました。更に、データの説明などがインドネシア語で記載されている場合もあり、データの詳細を理解するにも一手間がかかります。私は海外の統計データを扱う機会がこれまでになかったため、本業務を通して、途上国等の研究や調査活動ならではの難しさを痛感することができました。
2. 環境教育のアイデアだしとブース出展の準備
環境教育に関するブース出展のサポートを行いました。E-konzalでのインターンでは、主に社員の方と活動することが多いのですが、この業務では他のインターンシップ生と協働しました。環境教育のアイデア出しでは、E-konzalのインターン生の多彩さに驚きました。E-konzalではリモートでインターンシップを行えるため、国外から活動に参加している学生もいます。デザインが得意な方や語学が得意な方、子供目線のアクティビティを考案するのに優れた方など、多様な特技をもつインターン生と協力して業務を行えたことは非常に良い刺激になりました。
そのほかにも、海外の研究機関の研究者を日本に招き会合を行う業務や、農業分野における気候変動の影響予測に関する業務、SDGs等に携わりました。このように、E-konzalでは普段の学生生活では経験できないような業務に幅広く携わることができるため、2年以上経った今でも毎回新鮮な気持ちで活動を行っています。